・6月にする手入れって何をするの?
・梅雨時期の作業ってどうしてる?
・6月に注意しておくことって何?
6月からいよいよ本格的な芝生の成長がスタートします。
この時期ぐらいから芝生の様子が様変わりして絨毯のように緑色になっていくのが目で見て実感できるようになると思います。
ただし、6月と言えば『梅雨』。サラリーマンである私にとって週末の休みの雨は大敵です。雨が降れば芝刈りができません。しかしそんなことはお構いなしに芝生はどんどん伸びてきます。
この梅雨時期の晴れ間のタイミングをみて芝刈りできるかが重要になってきます。
芝生は伸びてくると生長点が上がります。こうなれば軸刈りの危険性がでてくるので注意してください。晴れ間があればこの時期は少々早くても芝刈りするぐらいの気持ちでいましょう。
生長点や軸刈りについてコチラの記事を参考にして下さい。
⇒【芝生】効率的な芝刈りを目指すなら最適な時期や頻度を知ろう!
結論を先に出しましたが6月に注意しておくことは『芝刈りのタイミングを逃さない』という事です。
では6月に注意するべきことがわかったので、ここからは6月の梅雨時期の手入れの内容を紹介していきます。
この手入れの中から選択して作業してください。全部行う必要はないので注意してくださいね。
芝生(高麗芝)6月の手入れ
6月の芝生は本格的な成長期の始まり。ですが天候は雨、雨、雨…。
晴れの日を見計らって手入れをしないといけない難しい時期です。
では本題の6月の芝生に行っても良い手入れは以下になります。
①雑草取り
②サッチング
③芝刈り
④目土
⑤水やり
⑥肥料
⑦病気対策
何回も言いますが、上記の手入れは全て行う必要はありません。
この中で自分に必要だと思う作業をしましょう。
では1つずつ見ていきます。
①雑草取り
6月は雑草の成長も芝生と一緒で旺盛になります。しかし芝生が密になると雑草は生えにくくなってきます。
芝生が少ないところに雑草が多く生えてくるので注意してください。雑草取りの作業は雨が降ってもできるので雑草が生えてきたら早目に抜きましょう!
除草剤の利用を考えている人は早目の使用をオススメします。梅雨が終わると一気に気温が上がります。気温が上がってくると除草剤の薬害が出やすくなるので使用は控えてください。
目安
雑草取りのペース : 2~3日に1回 又は 除草剤散布
作業する時間帯 : いつでもOK
何の除草剤を使用するか悩んでいる人はコチラの記事を参考にして下さい。私が今まで使用した除草剤の中で最もオススメする除草剤を紹介してます。
ちなみにこの除草剤と出会ってからはこれだけを使用してます。
→【芝生】おすすめ雑草対策は〇〇!これで作業が激減し悩み解決!
②サッチング
サッチングはできれば梅雨入り前までにやっておきたい作業になりますが難しいなら無理しなくても大丈夫です。
サッチングする理由としては枯芝が堆積している状態で雨が続くと土壌と枯芝の間がジメジメし土壌の状態が悪化してくるからです。
目安
サッチングのペース : 1年に2~3回
作業する時間帯 : 梅雨入り前までに
サッチングが分からない人や、もっと詳しく知りたい人はコチラを参考にしてください。
→【芝生】サッチングするオススメな時期は?時短方法を知ると作業が楽に!
③芝刈り
芝刈りのペースは2週間に1回ぐらいを目安にして芝生の高さは15~25mmぐらいが理想になります。
ただし6月は梅雨時期になり芝刈りのタイミングが難しい時期です。
晴れの日と自分の休みが合えば少々早くても芝刈りをするのをオススメします。芝刈りのタイミングを逃して芝生が長くなりすぎると生長点が上がり軸刈りの危険性が増すからです。
目安
芝刈りのペース : 2週間に1回
作業する時間帯 : 晴れたタイミング
詳しい芝刈りの情報はコチラ
→【芝生】効率的な芝刈りを目指すなら最適な時期や頻度を知ろう!
④目土
各月の手入れで目土を行う理由は2つあります。
①サッチングなどの作業の後に芝生を保護する為
②凸凹を修正する(不陸調整)
芝生にダメージがある作業を行った後には目土をして茎を覆い保護するイメージだと思ってください。
この他にも目土作業には凸凹を修正する役割があります。これは芝刈りがやり易くなったり、水が1ヵ所に溜まらなくなったりなどメリットがあります。
ただし芝生が隠れるくらい一気に目土をすると芝生は枯れてしまうので注意が必要です。
下記の記事では目土のやり方や効果などについて説明してますので参考にして下さい。
→【芝生】目土をする最適な時期は?入れ方を間違えると大変なことに!
⑤水やり
6月は雨が多い時期ですが晴れの日が続く年の場合は油断すると水枯れになる可能性があるので注意が必要になってきます。
水不足になると成長阻害や病害虫の原因になったりなど芝生にとって悪循環になりますので、天候や芝生の状態をチェックしながら適度に水やりをして下さい。
水を欲している芝生の葉は徐々に巻いてきてその後、針のように細くなるサインを出してくるので見逃さないようにしてください。
芝生の水不足のサインや詳しい水やりのやり方についてはコチラを参考にしてください。
→【芝生】正しい水やりの知識(頻度・適切な時間)意外と知らない散水量
私の場合は芝生の状態を見ながらですが、1週間に1回ぐらいのペースです。芝刈りをした後に水やりするぐらいの気持ちで大丈夫です。
目安
水やりのペース : 1週間に1回
作業する時間帯 : いつでも
雨が続けば水やりは必要ないので天気予報のチェックをしましょう。水やりが減れば水道代が少しでも下がります。
奥さんの顔色を気にしなくてもいいですからね。
⑥肥料
肥料については各肥料に散布月や散布量が記載しているので必ず読むようにしましょう。
肥料の種類は大きく分けて3つあります。
①有機肥料
②固形肥料
③液体肥料
この中でも有機肥料もしくは固形肥料を使うようになると思いまう。
私が使用している肥料は固形肥料になり散布月は『3月5月7月9月11月』になっているので、この更新作業時に一緒に散布するようにしてます。
肥料についてはコチラに詳しくまとめてるので参考にして下さい。
⇒【芝生】肥料を撒く最適な時期・回数を要チェック!やりすぎは禁物!
④病気対策
6月にかかりやすい病気としては
・カーブラリア葉枯病
・フェアリーリング病
カーブラリア葉枯病は6~7月、9~10月に発生しやすい。この中でも梅雨時期が最も勢いが強いです。別名『犬の足跡』病とも呼ばれてます。
カーブラリア葉枯病が発生する特徴としては3つあります。
①土壌の排水不良
②弱アルカリ土壌
③窒素が多く含まれている土壌
初期症状としては直径5cm~10cmの褐色となり悪化すると芝生全体が枯死するので
早目に殺菌剤を使用しましょう。。
カーブラリア葉枯病だと分かれば下記の殺菌剤を散布してください。
・ロブラール水和剤
・ラリー水和剤
上記以外に有効な殺菌剤はありますが購入する容量が大きいというデメリットもあるので家庭用としては、この2択になります。
同じ種類の殺菌剤を使いすぎると効果が薄れてくるので、この2種類の殺菌剤をローテーションで使用することをオススメします。
殺菌剤を散布する場合は展着剤も混ぜるようにして下さいね。
展着剤
水を弾きやすい植物に使用する。
散布対象物への付着を容易にする薬剤のことで水和剤を水に均一に混じりやすくするために用いる。
目安
作業する時間帯 : 早目の対応
6月の芝生の管理では〇〇に要注意!
6月は雨の多い時期でもあるので病気との戦いになると思います。
私はカーブラリア葉枯病や苔が生えたりなどの症状に悩まされてます。早目の対処をすることで、できるだけ芝生全体に広がるのを防いでます。
早目の対応をしようと思うと日々の観察が重要になってきます。雨だからと気を抜かずに、たまには芝生を観察してみてください。
『芝生・6月の手入れ編』【まとめ】
芝生の手入れ『6月』
①雑草取り
②サッチング
③芝刈り
④目土
⑤水やり
⑥肥料
⑦病気対策
上記は6月に行える手入れなので自分に合った作業をチョイスして下さいね。
雨だから作業できないと思って芝生を放置せずに、たまには芝生の状態をチェックしましょう。それと晴れの日に作業できるように天気予報のチェックが大事になってきます。
芝生が長くなり過ぎないように作業日程を組むようにしてください。
各月ごとに行っても良い芝生の手入れが何か知りたい人はコチラから
⇒【芝生】年間管理表!これさえ見れば毎月の作業に迷いが無くなる!