・サッチングって必要?
・サッチングはいつやるの?
・簡単に楽にできる方法はあるの?
などサッチングについて疑問に思っている人も多いと思います。
そもそもサッチングとはサッチを取ることをいいますが、ではサッチはなぜ出てくるのでしょうか?そしてサッチは芝生にとってどのような影響を及ぼしているのでしょうか?
このあたりが理解できればサッチングの必要性が分かってもらえると思います。
この記事を読めば
①サッチングをする最適な時期
②サッチングの効果
③サッチングで使うオススメの道具
が分かるようになります。サッチングは芝生の手入れの中でも重労働の作業になります。
なので、サッチングが重要だと分かっていても重い腰は上がらないはずです。しかしサッチングをすれば芝生にとっては良い環境に変わることも事実。
ここではサッチングのやり方などを紹介しますが、簡単に楽に継続してできるやり方も紹介していきます。
緑豊かな芝生にするために頑張っていきましょう!
サッチングは必要なのか?
サッチングは必要なのか?と聞かれれば答えは簡単。『必要』です。
その答えはサッチの特性に問題があるからです。
そもそもサッチとは芝生の刈りカスや古い根などが土壌の表層部に堆積したものをいい、芝生を張った初年度には、ほとんど見られませんが年々堆積してきます。
サッチは他の植物と違って分解されにくいのが特徴。サッチが増えると土壌の通気性・水はけが悪化。通気性が悪くなり病原菌も発生しやすい状態になります。
さらにサッチは水をはじく困った性質なのでサッチが表面に増えてくると散水した時に土壌にしみ込みにくくなります。この状態が続くと大雨が降った後などに藻や苔が生えてきたりするなどどいうトラブルに繋がります。
簡単に言うとサッチが堆積すると土壌にとってはトラブルのリスクが高くなる悪循環に陥るということです。
サッチによる問題点
①枯れ葉が多く見えて見た目が悪い。
②通気性が悪くなる。
③水はけが悪くなる。
④病原菌が繁殖しやすくなる。
⑤藻・苔が生える環境になってくる。
サッチを取り除くだけで、これだけの問題点が改善されるのでサッチングは是非やってください。
ではサッチングは必要な作業だと分かってもらえたと思うので、ここからは
・サッチングをする時期について
・サッチングのやり方
を紹介していきます。
サッチングをする最適な時期とは?
サッチング作業を一時的に芝生にダメージを与えてしまう作業になるので、芝生にとって最適な時期があります。逆に、この時期以外に行えば芝生に大きなダメージを与えてしまうかもしれません。
最適な時期は芝生の生長が盛んな時期で春と秋が作業が行いやすいでしょう。
3月~6月、9月~10月
芝生の休眠時、酷暑の時には芝生に悪影響になりやすいので控えましょう。
私の場合はサッチングは3月と5月。
春先に1回。梅雨前ぐらいに1回の年2回サッチングしてます。
サッチが無くなると芝生ってびっくりするぐらい元気になりますよ。
サッチングのやり方・道具紹介
サッチング作業の流れ
①芝刈りをしてサッチが取れやすくする。
②サッチング作業。
③目土(目砂)を撒く。
④水やりをする。
サッチングのやり方は大きく分けて4つあります。
・手作業
・機械作業
・サッチ分解剤
・芝焼き
費用をかけずにやろうとすると1番の熊手などを使ってサッチを集める手作業になり、しかも重労働で長続きしないと思います。
私は2番の機械を使ってサッチングするのがオススメです。
手作業によるサッチング
熊手やレーキなどでサッチをかき出します。
初期投資は最も安くホームセンターなどで2,000円程あれば熊手は購入できると思います。芝生の面積が小さければ熊手で問題なく作業ができると思います。
ちなみに私の庭は70㎡ほどですが、熊手でサッチングすると2日かかる上に取り残しが多かったです。しかも半端なく重労働なのでサラリーマンの私が休日に行う作業ではないと1回目のサッチングで判断しサッチングマシーンを購入しました。
ですのでご自宅の庭の面積にもよりますがサッチングは機械で行うことをオススメします。
機械作業によるサッチング
サッチングマシーンで代表的なものは、リョービの電動芝刈り機にサッチング刃を取り付けて行うか、キンボシの電動ローンコームで行うかになると思います。
私の場合は芝刈り機も兼ねてリョービの電動芝刈り機を購入しました。
手作業で2日かかってたサッチングが2時間ほどで完了。しかも綺麗にサッチをとることができるので驚きました!
初期投資はいりますが、作業時間・労力を考えるとサッチングマシーンの購入をオススメします。
サッチ分解剤を使う
サッチ分解剤を使用してサッチの自然分解を促進させてくれます。
私が使用しているのは、
①スーパーグリーンフードS
②万緑-NHT
③エンザアミン
になります。
スーパーグリーンフードSは、バチルス菌や放線菌が豊富に含まれていてサッチ分解を促進します。
万緑-NHTとエンザアミンはサッチ分解、耐病性向上、耐候性向上、健全性向上し、スーパーグリーンフードSとの相性もいいので一緒に使用しています。
私の場合はサッチ分解が目的というよりも肥料として使ってます。
芝焼きによるサッチ除去
芝焼では、サッチを除去するだけじゃなく病気予防・発芽の促進・害虫駆除の役割もあります。
しかし枯れた芝生で乾いた状態なら、かなりの勢いで燃え広がるので注意が必要です。
煙・臭いと周辺に迷惑がかかりますので住宅地ではやらないほうがいいでしょう。
まとめ
サッチによる問題点
①枯れ葉が多く見えて見た目が悪い。
②通気性が悪くなる。
③水はけが悪くなる。
④病原菌が繁殖しやすくなる。
⑤藻・苔が生える環境になってくる。
サッチングをすれば上記の問題点が解決します。
サッチングをする最適な時期
3月~6月、9月~10月
サッチング作業の流れ
①芝刈りをしてサッチが取れやすくする。
②サッチング作業。
③目土(目砂)を撒く。
④水やりをする。
サッチングのやり方
・サッチングマシーンによるサッチイングをオススメします。
サッチング作業含めて芝生の更新作業をしっかりと行えば全盛期である8月~9月の芝生は驚くぐらいに変化しますので頑張って芝生の手入れを行いましょう!
芝生の手入れで必要な作業
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